関の工場参観日 ワークショップ(台所育児イベントレポート)

イベント情報

子ども用包丁を使って「フルーツ生春巻きを作ろう」

刃物まつりに続いて開催される、秋の一大イベント関の工場参観日。サンクラフトは今年も子ども用包丁を使った料理ワークショップをせきてらすにて開催しました。
今年は事前に沢山のご予約を頂き、本当にありがとうございました!

関の工場参観日とは

関のものづくりの現場を見学・体験するイベントです。
関市内のものづくりに関する企業が、工場見学や様々なワークショップを開催しています。
皆さんが普段使っている「もの」が生まれる現場を感じられるイベントです。
2025年の関の工場参観日は、11/13(木)~11/15(土)の3日間開催されました。
関の工場参観日HP
毎年開催されていますので、ご興味ある方はぜひSNSやHPをチェックしてみてくださいね。

開催場所は、メイン会場のひとつでもある「せきてらす」

工場参観日の期間は、せきてらすもイベント用の装飾が施されて楽しい雰囲気に。
入口にモチーフが並んだり、参加企業さんのユニフォームを着て記念写真が撮れたりと会場のあちこちが楽しい雰囲気に包まれていました。

子供用の包丁を使ってフルーツ生春巻きを作ってみよう!

今回のワークショップでも、2024年の工場参観日でも好評だった「フルーツ生春巻き」を作っていただきました。
フルーツを薄切りするメニューなので、大人でも少し緊張する包丁使いが求められるメニューです。

講師はキッズキッチンインストラクター福岡かおりさん

サンクラフトでは、子ども向けの調理ワークショップをする際にキッズキッチンインストラクターの福岡さんに講師をお願いしています。


台所育児の子ども用包丁を使うワークショップの際にお手伝いいただいている福岡かおりさん。
岐阜でおうちごはんの教室「あわのひ」主宰されています。ワンプレートやシフォンケーキレッスン、キッズ料理教室を開催されています。
あわのひHP

子どもはもちろん、大人も安心して実践できる食育

ワークショップを開催する際は、初めて包丁を使う子どもたちも安心して参加できるよう、キッズキッチンインストラクターさんとサンクラフトのスタッフが丁寧に包丁の使い方を伝えています。
参加されたお子様はもちろん、親御さんたちもインストラクターさんの指導方法を間近で聞けるので「自宅でも挑戦しやすい!」と毎回ご好評いただいています。

まずは、包丁の仕組み、使い方を丁寧に伝えます

包丁のにぎり方、刃の場所、基本の使い方など、実際に包丁を握る前に子どもたちに丁寧に伝えます。

サンクラフトの子ども用包丁は、大人用と同じ本格刃付けの包丁です。ワークショップをする際は、いきなり食材を切ることはせずに道具の仕組みを伝えています。
みんな真剣な表情で福岡さんやスタッフの話を聞いてくれました。

まずは、福岡さんが子どもたちの前でお手本を示します。
包丁の刃に食材がくっついてしまった時は、『上から滑り台のように』刃から食材を滑らせるようにして、まな板の上に移動させるなど、具体的に説明します。

お子様とご家庭で調理される際のポイント

以下の内容を実際にお子様に伝えてから調理に入るとスムーズなので、参考にしてみてくださいね。

  • 包丁の仕組み(切れる部分と切れない部分の説明/刃と背について)
  • まな板の前に立つときの位置について
  • 使い終わった包丁を置く場所について
  • 今日実際につくるメニューの完成イメージについて

一連の調理の流れや完成イメージを事前に伝えることで、子どもたちは自分がやるべきことを理解することができます。こうすることで、安心して調理を進められるようになりますのでおススメです。

初めての包丁におすすめの食材はこちら


今回のワークショップで実際に包丁で切ってもらったのはキウイ、リンゴ、バナナの3種類。
比較的柔らかな食材が多いので、初めて包丁を使う子でも安心して挑戦できる食材ばかりです。
今回、キウイはあらかじめ皮をむいたものを用意しましたが、ご自宅で挑戦される際はピーラーで皮むきをするのもおすすめです。

実際に包丁を使ってみよう!

説明が終わったら、いざ実践。今回はすべての食材をスライスしていきます。
子どもたちが包丁を使うときは、大人はあくまで見守りに徹します。見守る大人は少しヒヤヒヤしますが、大人の想像を遥かに超えて子どもたちは包丁をきちんと使いこなしていきます。

参加者の親御さんも見守りに徹しています。

未満児(3歳未満)のお子様など小さなお子様が包丁を使う際は、大人はハンドルではなく包丁のブレードを支えてあげると安定して使えます。

小さなお子様を補助する場合は、ハンドルを持つのではなく刃先を支えてあげると安全に使えます。

説明を聞いた子どもたちは、包丁の刃に食材がくっついてしまっても、冷静に上から食材を滑らせます。

バナナやキウイは切っている途中で刃にくっついてしまうことがあります。
刃に食材がくっついてしまったときは、慌てず刃の背側から刃先に向けてゆっくり滑らせます。こうすることで、切れ味のいい包丁でも安全に使いこなすことができます。

大人顔負け、薄くスライスできる子どもたち

今回は生春巻きだったので「薄めにスライスできると仕上がりがキレイだよ」と教えてもらった子どもたち。
切れ味の良い包丁ということもあって、食材をどんどん薄くスライスしていきます。


参加した子どもたちは黙々とそれぞれのペースで食材をカットしていきます。

大人顔負けの均一な厚さのスライス!

生春巻きをふやかしてみよう

生春巻きは水にふやかすと柔らかくなります。今回は、ハケを使って生春巻きの両面に水を塗ってふやかしました。

乾燥していると丸まる生春巻き。水を吸うと変化する様子に子どもたちは興味津々です。

カットした食材を巻いてみよう

生春巻きがふやけるのを待ちながら、カットした食材を並べていきます。

互い違いに並べてみたり、全体をリボンのようにまとめてみたり。子どもたちのそれぞれの個性と想像力が発揮されます。

大胆に全体に並べるのもいいよね!

こんもり山のように並べたらどうなるんだろう?バランスよく混ぜてみるよ!と楽しそうに並べる子どもたち。

ホイップクリームを好きなだけ絞ります

フルーツが並んだら、その上からお好みでホイップクリームを絞ります。

最後は生春巻きで包みます

具材が並んでクリームが絞れたら、最後は生春巻きで包みます。パリパリだったライスペーパーもこの頃にはもちもちに柔らかくなっています。

クッキングシートから生春巻きをはがす際は、クッキングシートを大人が抑えてあげると巻きやすくなります。
水を吸って良く伸びる生春巻き。「破れないかな?」と不安になりますが大丈夫!

できた!といい笑顔。

参加した子どもたち皆が自分の力でやり切りました!

今回も沢山のお子様に子ども用包丁を使った調理体験をしていただきました。それぞれの個性が光る素敵なフルーツ生春巻きができました。
リピーターの方もいらっしゃって嬉しい限りでした。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
定員の都合上、ご参加をお断りする場面もあり大変申し訳ございませんでした。

今後も調理ワークショップを開催していきますので、ご都合つきましたらぜひご参加ください。

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