子ども用包丁を使って「ブーケ手巻き寿司を作ろう」

関市主催の親子刃物セミナーを開催しました
8/23(土)せきてらすの多目的ホールで、事前にご予約いただいた親子19組に向けて子ども用包丁を使った調理体験を開催しました。
今年で3回目となるこちらのイベント。関市内の小学生を対象にした刃物セミナーとして開催しています。今回も満員となり、ありがとうございました。
食材を切る前に、包丁の基本の使い方を勉強します
講師はキッズキッチンインストラクター福岡かおりさん
台所育児の子ども用包丁を使うワークショップの際にお手伝いいただいている福岡かおりさん。
岐阜市内でおうちごはんの教室「あわのひ」主宰されています。ワンプレートやシフォンケーキレッスン、キッズ料理教室を開催されています。
包丁の仕組み、使い方を丁寧に伝えます
サンクラフトが行うお子様向けの料理教室では、初めて包丁を使う子にはもちろん、普段ご家庭で料理をしている子も改めて包丁について学んでいただきます。

包丁のどこが刃なのか、切れる場所と切れない場所をまず伝えます
いきなり食材を切るのではなく、まずは包丁のにぎり方、刃の場所、基本の使い方など、子どもたちに丁寧に伝えます。
切れ味の良い包丁だから、トマトもスイスイ切れる
サンクラフトの子ども用包丁は切れ味抜群。大人の包丁と同じ本格刃付けの包丁です。
そのため、トマトも気持ちよく切ることができます。
福岡さんのデモンストレーションに、大人も子どもも大注目。丸くて不安定なミニトマトも切れ味の良い包丁なら切るのは難しくありません。
参加する子どもたちは、いつも真剣に話を聞いてくれます。
そのため、不思議と大きなけがをする子はいません。包丁の特長と怪我をするポイントを理解してるからこそ、気をつけて調理に挑戦できるのです。

切った食材が刃にくっついてしまったら、上から滑らせるようにして外します
さぁ、包丁を使ってみよう!
ひと通り説明を聞いたら、いざ実践です。
今回はきゅうりの薄切り、ミニトマトを1/4カットするなど細かなカット作業が多めでした。




無理せずそれぞれのペースで具材を切っていきます。台所育児のイベントでは、お子様が自分でやりきることを大切にしています。親御さんは思わず手を出したくなる場面もありますが、そこはグッと我慢。あくまで見守りに徹していただきます。
ハムを半分に折って飾り切りし、くるくると巻いて花にしてみることも、全ての参加者が挑戦していました。


包丁で切り目を入れて巻くだけで花が完成します。お弁当のおかずにもおすすめです。薄切りハムを使うと、仕上がりがキレイになります。
薄焼き卵も自分で焼いてみました
今回は包丁だけではなく、加熱調理にも挑戦しました。

手をかざしてフライパンが温まったか確認
必要な食材を切り終えたところで、福岡さんに卵の焼き方をレクチャーしてもらいました。
フライパンに油を敷いて軽く予熱し、お玉1杯分の卵液を流し込んでフライパンを傾け薄く広げます。
卵のフチがフライパンから離れてきたら焼き上がりの目安です。焼きあがったら、お皿(今回は紙皿)にフライパンをひっくり返して移します。


「いいにおいがしてきた!」と卵の変化に思わず声が出る子もいました。食材の状態が変化する加熱調理に子どもたちは夢中です。


焼きあがったら、熱くなったフライパンに気をつけながらひっくり返します。
海苔に具材を乗せて巻いてみよう
海苔の上にご飯を薄く敷いてカットした食材を乗せていきます。こちらも、一度福岡さんにお手本を作ってもらってから挑戦してもらいます。

手巻き用の海苔の半分にご飯を敷きます
好きな具材を並べたら、海苔の右下から巻き上げていきます。ハムは見えるように端に置き、卵はクルッと巻いて乗せてみます。あくまで一例なので、参加者それぞれ自由に巻いてもらいます。


くるりと半回転させるように巻き上げるので、子どもたちは具材の並べ方を考えながらチャレンジしていきます。
「卵いれるのを忘れちゃった!」ハムの花が映えて、それはそれでキレイな仕上がり。
「いっぱい入れたいけど巻けるかな?」きっとうまく出来る!と周りの大人たちは声援を送ります。
「具が余ったから、卵で巻いても良いんじゃない?」卵焼きの手巻きずしも美味しそう!
「トマトときゅうりで顔が出来たよ!」にっこり笑顔の手巻き寿司の具材。
子どもたちは大人も驚く自由な発想で次々オリジナルの手巻き寿司を作っていました。

玉子焼きを短冊にして、黄色い花束のような仕上がり

ハムと卵を組み合わせたオリジナルの花

お皿もキレイにデコレーション
自分の力でやりきった手巻き寿司が完成!
1人で包丁を使って完成させた子どもたちはどこか誇らしげな表情です。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!











ブーケ手巻き寿司
材料 手巻き寿司2本分
- 酢飯100g
- カニカマ 3本
- きゅうり 1/4~1/3本
- 薄切りハム 2枚
- フリルレタス 1枚
- ミニトマト 2個
- たまご 2個
- 砂糖 小さじ1
- 塩 少々
- のり(手巻きずし用) 2枚
他にもツナマヨ、コーンなどお好みの具材を使ってみてください。もちろん、魚介もOKです。
作り方
- きゅうりを薄切り、ミニトマトは半分または1/4にカットする
- ハムを半分に折り、包丁で折り目側に切り目を入れた後に丸めて花のようにする
- カニカマを包装から出し、切るか裂く
- 玉子焼きフライパンで卵を一枚焼き、冷めたら包丁で半分か細切りにする
- ご飯を2つに分けて、それぞれ海苔の半分に敷く
- 具材を並べて巻く
- 残った具材はお皿に飾って完成
子ども用包丁に関する疑問に答えた特集記事もあります
食育・ハンズオンのプロ「サカモトキッチンスタジオ」がお答えしています。ご家庭でお子様が包丁を使う際の参考にしてみてください。